ガイドラインに関する問題 平成29年度 賃貸不動産経営管理士試験問題 問27




平成29年度 賃貸不動産経営管理士試験問題 問27

【問 27】 ガイドラインに関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。

  1. ガイドラインによれば、貸主と借主が賃貸借契約時に原状回復工事施工目安単価を明記して、原状回復条件をあらかじめ合意した場合、退去時にこの単価を変更することはできない。
  2. ガイドラインによれば、クリーニングについては経過年数を考慮して費用に差をつけることはしない。
  3. ガイドラインによれば、鍵は退去時に交換されるものであるから、借主が鍵を紛失した場合であっても借主に負担させるべきではない。
  4. ガイドラインによれば、壁等のクロスは、㎡単位で張替え費用を借主に負担させるべきであり、毀損箇所を含む一面分を借主に負担させることはできない。
ガイドラインに関して、最も適切なもの(正しいもの)の選択肢を答える問題です。原状回復をめぐるトラブルとガイドラインの内容は下記になります。

「賃貸不動産経営管理士」の試験によく出る問題⑨ 原状回復をめぐるトラブルとガイドライン

2020年9月16日

平成29年度 賃貸不動産経営管理士試験問題 問27の解説

1.ガイドラインによれば、貸主と借主が賃貸借契約時に原状回復工事施工目安単価を明記して、原状回復条件をあらかじめ合意した場合、退去時にこの単価を変更することはできない。

契約時と解約時で、資材の価格や在庫状況の変動、社会情勢等で原状回復の単価は変わってきます。

契約時に、「原状回復工事施工目安単価」を設定したとしてもあくまでも目安です。

最終的には、貸主・借主双方で協議した施工単価で原状回復工事を実施します。

その為、選択肢①は誤っています。

2.ガイドラインによれば、クリーニングについては経過年数を考慮して費用に差をつけることはしない。

クリーニングは、入居の長短に関わらず行う項目は同じですので、経過年数(経年劣化)等は考慮しません。

その為、選択肢②は正しいです。

3.ガイドラインによれば、鍵は退去時に交換されるものであるから、借主が鍵を紛失した場合であっても借主に負担させるべきではない。

鍵を紛失は、借主の過失です。

鍵を紛失した場合の鍵の交換は、借主の負担となります。

その為、選択肢③は誤っています。

4.ガイドラインによれば、壁等のクロスは、㎡単位で張替え費用を借主に負担させるべきであり、毀損箇所を含む一面分を借主に負担させることはできない。

ガイドラインによれば、壁等のクロスの費用負担は㎡単位が望ましいが、毀損箇所を含む一面分を借主に負担させることもできるとされています。

その為、選択肢④は誤っています。

正しいものの選択肢は、②となります。

「賃貸不動産経営管理士」の試験によく出る問題⑨ 原状回復をめぐるトラブルとガイドライン

2020年9月16日


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