令和元年度 賃貸不動産経営管理士試験問題 問8
【問 8】 賃貸住宅管理業者登録制度における賃貸住宅管理業者による貸主に対する管理受託契約の成立時の書面の交付(以下、本問において「書面の交付」という。)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 書面の交付は、賃貸住宅管理業務を無償で行う場合も必要である。
- 書面の交付は、対面で手渡す必要があり、郵送で行うことはできない。
- 交付する書面には、管理事務に要する費用に加え、その支払の時期及び方法を記載する必要がある。
- 交付する書面には、管理事務の内容及び実施方法を記載する必要がある。

誤っている選択肢を答える問題です。管理受託契約の成立時の書面の交付の内容は下記になります。
令和元年度 賃貸不動産経営管理士試験問題 問8の解説
1.書面の交付は、賃貸住宅管理業務を無償で行う場合も必要である。
管理業者が貸主(建物所有者)との間で賃貸住宅管理業務を受託する場合、無償で賃貸住宅管理業務を行う場合でも書面(管理受託契約書)の交付は必要です。
その為、選択肢①は正しいです。
2.書面の交付は、対面で手渡す必要があり、郵送で行うことはできない。
書面(管理受託契約書)の交付は、対面で手渡す他郵送で行う事も可能です。
その為、選択肢②は誤っています。
3.交付する書面には、管理事務に要する費用に加え、その支払の時期及び方法を記載する必要がある。
管理受託契約の成立時に交付する書面(管理受託契約書)には、管理事務に要する費用およびその支払の方法のほか、その支払の時期も記載する必要があります。
その為、選択肢③は正しいです。
4.交付する書面には、管理事務の内容及び実施方法を記載する必要がある。
管理受託契約の成立時に交付する書面には、管理事務の内容及び実施方法を記載する必要があります。
当然の事ですね。
どのような管理業務を貸主に代わってするかということを、管理受託契約書には記載しないといけません。
その為、選択肢④は正しいです。

誤っているもの選択肢は②です。