管理業者が行う借主募集・入居者の決定に関する問題 平成29年度 賃貸不動産経営管理士試験問題 問11




平成29年度 賃貸不動産経営管理士試験問題 問11

【問 11】 管理業者が行う借主募集・入居者の決定に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

  1. 管理受託方式では、借受希望者が当該物件に入居するのがふさわしいかどうかや、入居条件が妥当かどうかを管理業者が最終的に判断する。
  2. 借受希望者に対する入居可否の通知は、書面で行う。
  3. 借受希望者に対し、入居を断る場合には、個人情報保護の観点から、入居申込書等の書類を返却する。
  4. 入居資格審査は、時間をかけすぎると、借受希望者がほかの物件を賃借してしまうこともあり得るため、迅速性が求められる。
借主の募集(入居審査)に関して不適切なもの(誤っているもの)の選択肢を答える問題です。賃貸物件の借主の募集(入居審査)の内容は下記になります。

「賃貸不動産経営管理士」の試験によく出る問題⑦ 賃貸物件の借主の募集

2020年9月5日

平成29年度 賃貸不動産経営管理士試験問題 問11の解説

1.管理受託方式では、借受希望者が当該物件に入居するのがふさわしいかどうかや、入居条件が妥当かどうかを管理業者が最終的に判断する。

最終的に貸出を決めるのは、貸主である大家さんです。

管理業者が判断をするわけではありません。

その為、選択肢①は誤っています。

実務上は、保証会社の承認を得て管理会社が大丈夫ですと言えば、大家さんは納得して貸し出しをしてくれます。

2.借受希望者に対する入居可否の通知は、書面で行う。

借受希望者に対する入居可否の通知は、書面で行うことが望ましいです。

その為、選択肢②は正しいです。

実務上は、電話で入居可否の通知をして終わりです。

3.借受希望者に対し、入居を断る場合には、個人情報保護の観点から、入居申込書等の書類を返却する。

借受希望者に対し、入居を断る場合には、個人情報保護の観点から、入居申込書等の書類を返却します。

その為、選択肢③は正しいです。

実務上は、電話で入居を断って書類はシュレッダー行きですね。

4.入居資格審査は、時間をかけすぎると、借受希望者がほかの物件を賃借してしまうこともあり得るため、迅速性が求められる。

そのままです。

審査が長いと借受希望者が心配になって他の物件に申し込みをされて他決になる場合がありますので、迅速性が必要です。

その為、選択肢④は正しいです。

昔、仲介の会社にいた時、1週間ぐらい審査結果が出なかったので他の会社で違う物件に決められてしまいました。

不適切なもの(誤っているもの)の選択肢は、①となります。

「賃貸不動産経営管理士」の試験によく出る問題⑦ 賃貸物件の借主の募集

2020年9月5日


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