少し遅れましたが、先日、受験をした令和2年賃貸不動産経営管理士の試験の解答がいろいろな資格の学校から発表されていますので、引用して解説をします。
令和2年賃貸不動産経営管理士の試験の解答
※ 問46から問50の5問は5問免除の対象となります。

令和2年賃貸不動産経営管理士の試験の講評
全体として例年に比べ、難易度が高めであった。過去問の知識は必須だが、それだけでは解答できない問題が多く、付け焼刃の勉強では太刀打ちできなかったのではないか。過去問をベースに基本事項を押さえた上で、問題の趣旨を理解して答えを選ぶ応用力が求められる内容であった。
科目別には、以下のとおりである。
①法令関係(20問)
初出のテーマや民法の改正点、判例が出題され、過去問をベースに民法や借地借家法がきちんと理解できていないと正答できない難問が多かった。
②賃貸住宅制度・賃貸不動産経営管理士(6問)
初出のテーマ(問7・8)や細かい論点(問10)が出題され、例年に比べ難易度が高かった。
③実務関連(12問)
出題範囲、難易度はほぼ例年並みであった。過去問をしっかり検討できていれば得点できる問題が多かった。
④支援業務(6問)
昨年まで問われていた賃貸物件の企画・立案に関する出題がなかった。税金(問43・44・49)は難問であったが、他は例年並みの難易度であった。
⑤設備・構造等(6問)
初出の論点(問40肢3・4、問41肢1)もあったが、消去法でも答えを出すことができる問題もあり、正解肢がわかりやく、例年に比べ易しかった。TACのホームページより引用
個人的にも、今までの過去問だけでは、対応ができない問題が多く出題されていると感じました。
問題数が40問から50問に増えて難しくなっているような気がします。
今年受からなかったら来年受けるかどうかわかりませんが、とりあえずもやもやした気分で年が明けるのを待ちそうです。

令和2年賃貸不動産経営管理士の試験の概要
試験日 | 令和2年(2020年) 11月15日(日) |
申込者数 | 29,591人(前年度比 4,563人増) |
受験者数 | 27,338人(前年度比 3,733人増) |
受験率 | 94.2%(前年度 94.3%) |
合格判定基準 | 50問中34問以上(管理士講習修了者は45問29問以上) |
合格者数 | 8,146人(前年度 8,698人) |
合格率 | 29.8%(前年度 36.8%) |